ヘッジファンド証券の投資を解説!今投資できる商品の運用利回りや評判も公開!

ヘッジファンド証券 アイキャッチ
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投資先を探していてヘッジファンド証券を知ったけど、詳しい情報が知りたい!

ヘッジファンド証券とヘッジファンドは何が違うのかよくわかっていない…

ヘッジファンド投資に興味があってヘッジファンド証券株式会社の利用を検討している。もっと情報が欲しい!

上記のようなことで悩んでいて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか?

こんにちは、ヘッジファンドオンライン編集長の五条です。

今回は「ヘッジファンド証券の投資」をテーマに、6つの項目に基づく総合評価をお伝えしつつ、投資の始め方から出金まで詳しく解説していきますので、参考になさってください。

五条編集長
五条編集長
ヘッジファンド証券株式会社を通して、取り扱っているヘッジファンドへの投資が1000万円以上から可能になります。

ヘッジファンド証券の総合評価

ヘッジファンド証券 評価

総合評価

2.5
評価項目 評価 コメント
リターン
3.0
普通
リスク
2.5
やや高い
信頼性
3.5
やや高い
手数料
2.5
やや高い
最低投資額の低さ
2.0
高い
手続きの手軽さ
2.5
普通

上記の通りで、ヘッジファンド証券の投資は「それほどおすすめしない」という評価になります。

また、ヘッジファンド証券で投資可能なヘッジファンドは「エピック・バリアント・ファンド」と「フェイス・オブ・ジャパン・ファンド」があります。

運用実績の観点から、基本的には「エピック・バリアント・ファンド」について評価していきますのでご留意ください。

さて、ここからは上で評価した6つの項目について、より詳しくヘッジファンド証券を見ていきましょう!

リターン 評価: 3.0

運用実績については、2つのファンドについて情報を共有させていただきます。

エピック・バリアント・ファンドのリターン

ヘッジファンド証券 運用実績

上記はエピック・バリアント・ファンドの2011年からの毎月の運用実績です。手数料控除後の実績です。

過去実績は、月単位でみたときに最も悪いのは2012年8月の-9.61%、最も良いのは2013年4月の14.44%でした。

年単位でみると最も悪いのは2018年の-14.76%、最も良いのは2013年の53.66%でした。

年利53.66%というのはかなり高いですね!

比較的変動幅があるので、2017年から2019年末までの平均年利は年利11.93%であることを追記しておきます。

また、2020年はコロナの影響で日本の株式相場は軒並み下がりましたが、3月4月のエピック・バリアンド・ファンドのパフォーマンスは悪くありませんでした。

フェイス・オブ・ジャパン・ファンドのリターン

ヘッジファンド証券 運用実績

上記は新しく作られたフェイス・オブ・ジャパン・ファンドの運用実績になります。

運用開始から1年強ですが、まだ目立った実績はありません。

短期的な実績だけでは判断が難しいですが、いまのところ際立ったパフォーマンスは発揮していません。

リスク 評価: 2.5

ヘッジファンド証券への投資のリスクはやや高いと評価します。

理由としては、過去の運用実績から見るに、比較的変動幅が大きいからです。

中長期で見れば結果は出ていますが、若干の不安は残ります。

また、公募の投資信託として販売して、2019年3月に償還済みとなったエピック・ヘッジファンド・セレクション1は、2011年の設定来で-8.87%という実績で終わっている点も気になります。

もちろん運用手法が違えばパフォーマンスは違います。

ただ、ヘッジファンド証券で投資できるのは1000万円からになりますし、リスクとリターンのバランスを考えるとほかの選択肢もあります。

よりリスクの低いS&P500に連動するインデックスファンドや、リスクは高くてもほかのヘッジファンドのほうが高いパフォーマンスが期待できそうです。

信頼性 評価: 3.5

ヘッジファンド証券株式会社はある程度信頼できると考えています。

私がそう考えるのは、以下2点によるものです。

  1. 金融庁がWEB上でも公開している金融商品取引業者登録一覧に記載されている
  2. 運用しているケイマン籍のヘッジファンドの顧問体制がしっかりしている

金融庁がWEB上でも公開している金融商品取引業者登録一覧に記載されている

まず信頼できるポイントが、ヘッジファンド証券株式会社は金融庁が公開している金融商品取引業者一覧に、「第一種金融商品取引業」・「第二種金融商品取引業」・「有価証券関連業」を行う会社として登録されている点です。

この登録業者になるにあたって、金融庁が定める基準をクリアする必要がありますし、定期的な報告が義務付けられます。

登録されているからといって、素晴らしいパフォーマンスがお墨付きになるというわけではありません。

むしろ報告のために準備することも増えますし、制限がかかることもあります。

ただし詐欺であることはまず考えづらいですし、信頼がおけることは間違いありません。

運用しているケイマン籍のヘッジファンドの顧問体制がしっかりしている

KPMG

ファンドを組成するにあたって、体制がかなりしっかりしています。

監査法人でKPMGが入っていたり、顧問弁護士としてアンダーソン毛利・友常法律事務所が入っていたりと、超有名なところが入っています。

KPMGといえば、世界的なBIG4のうちの1つです。

こういった企業へ支払う報酬はそれなりに必要にはなってきますが、ファンドの信頼という観点ではかなり安心できますね。

以上の2点から、ヘッジファンド証券株式会社はある程度信頼できると判断しています。

手数料 評価: 2.5

エピック・バリアント・ファンドに投資する際の手数料
  • 組合組成手数料:出資額の1.00%(税抜)を出資額とは別で支払う
  • 組合管理手数料:年額出資金の1.50%(税抜)が組成財産から徴収される
  • 運用報酬:運用会社のエピック・パートナーズ・インベストメンツによって年間3.0%(税込)が徴収される
  • 成功報酬:運用益が出たら運用会社に運用益の20%(税込)が徴収される
  • 脱退時の送金手数料:組合脱退時の返却資金の海外被仕向送金手数料・国内送金手数料が返却資金から差し引かれる

ヘッジファンド証券でのヘッジファンド投資の手数料は、上記のようなものがあります。

フェイス・オブ・ジャパン・ファンドの場合は組合管理手数料が年額出資金の1.00%(税抜)になります。

組合組成手数料が契約手数料のようなもので、最初に出資額の1.1%を追加で支払う必要があります。

1000万円出資した場合は、11万円の手数料を支払います。

それ以外の手数料については、出資中は自動的に差し引かれるものなので、持ち出しの必要はありません。

五条編集長
五条編集長
手数料については商品によって違ったりするので、しっかり確認しましょう。

最低投資額の低さ 評価: 2.0

ヘッジファンド証券のヘッジファンドの最低投資額は1000万円です。追加も1000万円ずつです。

資料の書き方をそのままお伝えすると、1口1円、1000万口以上、1000万口単位になります。

1000万円というハードルはヘッジファンドとしては一般的にはなりますが、やはり大きな金額であることは間違いありませんね。

換金までは、最初に6ヶ月のクローズド期間と呼ばれる解約できない期間に注意する必要があります。

なので少なくともむこう1年は使わない余剰金にて投資検討するのが望ましいでしょう。

手続きの手軽さ 評価: 2.5

まずは公式サイトのお問い合わせフォームか、フリーダイヤルから購入可能な商品を確認します。

資料を見てある程度理解したら、口座開設を行います。口座の開設費や維持費は特にかかりません。

その後、商品について説明を受けて契約します。

契約後、指定口座に出資金を入金してから運用開始となります。

詳しい手続きの手順はのちほど解説します。

ヘッジファンド証券株式会社のインターネット上の口コミ

ヘッジファンド証券 口コミ

ここからは、第三者の観点からヘッジファンド証券株式会社について見ていきましょう。

WEB上に散らばる「ヘッジファンド証券」についての良い口コミや悪い口コミを取り上げて、それに対して見解を交えながらお伝えしていきます。

ヘッジファンド証券の悪いもしくは懐疑的な口コミ

ヘッジファンド証券の良い口コミ

ヘッジファンド証券の良い口コミと悪い口コミのまとめ

  • ヘッジファンド証券はあやしい感じがする
  • 考え方が参考になる

主にTwitterから、ヘッジファンド証券に関するつぶやきを拾ってきました。

最近の投稿が少なく、2012年や2014年といった頃のものが混ざっています。

ヘッジファンド証券はあやしい感じがする

ある意味ヘッジファンドの宿命でもあるのですが、あやしいといった声が散見されました。

ただ、上の信頼の評価でもお伝えしたように、運営自体は現行法に則って行われています。

あやしいといった口コミの多くは、実際には投資をしていない方の憶測であることが多いです。

1000万円というハードルがあるので、実際に投資している方の意見を聞くのは難しいですね。

考え方が参考になる

良い口コミとしては、考え方が参考になるといったものがありました。

ヘッジファンド証券は異業種交会「鉄壁クラブ」の開催もしています。

この会は、ヘッジファンドに対する正しい理解を促すとともに、会員同士の情報交換の場を提供するものです。

2019年3月の開催を最後に最近はしていませんが、こういったセミナーを開いたり本を出版されていて、それが参考になるといった意見もありました。

以上がインターネット上のヘッジファンド証券に関する口コミです。

投資のハードルが高いこともあって、それほど多くは話題になっていない印象です。

では、ここから先は投資を実際に検討するにあたって重要な内容についてお伝えしていきます。

ヘッジファンド証券の概要

ヘッジファンド証券 ロゴ

ヘッジファンド証券株式会社は、絶対収益の追求を目的とした金融商品の提供のため業務を開始いたしました。

ヘッジファンド証券を介して、個人投資家でも一部のヘッジファンドへの投資が可能になっています。

ヘッジファンド証券株式会社とは?

会社概要
会社名: ヘッジファンド証券株式会社
本社所在地: 〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-2-1
霞が関コモンゲート西館32階
代表: 植頭隆道
設立: 2010年6月9日
運用資産額: 273億円(2019年9月末時点)
※エピック・パートナーズ・インベストメンツ株式会社によるもの
出資者数: 不明
最低出資額: 1000万円
利回り: 平均年利11.93%(直近3年)
手数料: 組合組成手数料:出資額の1.1%
組合管理手数料:年額出資金の1.65%
運用報酬:年額出資金の3.0%
成功報酬:運用益の20%
公式サイト: http://hedgefund-sec.com/

ファンドの募集をしているのがヘッジファンド証券株式会社で、そこから投資一任業務を受けて運用しているのがエピック・パートナーズ・インベストメンツ株式会社になります。

ヘッジファンド証券の投資の仕組み

ヘッジファンド証券でのヘッジファンド投資の仕組みは少し複雑になっています。

簡単にいうと、投資家は出資をすることでヘッジファンド4号投資事業有限責任組合(組合と呼ぶ)の組合員になります。

組合は集めたお金をエピック・バリアント・ファンドに投資します。

組合を脱退すると、出資元本+運用益からもろもろの手数料が差し引かれて投資家に還元されます。

ヘッジファンド4号投資事業有限責任組合とエピック・バリアント・ファンドの関係

ヘッジファンド証券 投資 仕組み

投資家はヘッジファンド4号投資事業有限責任組合に1000万円単位で出資を行います。

集めたお金は、エピック・バリアント・ファンドに投資をします。

実質的にはエピック・パートナーズ・インベストメンツが運用を行います。

エピック・バリアント・ファンドの仕組み

ヘッジファンド証券 投資 仕組み

エピック・バリアント・ファンドはケイマン籍の私募ファンドです。

わざわざケイマン諸島に置いている目的は、税制優遇されていることが大きいです。

ケイマン諸島はタックスヘイブン(租税回避地)として有名です。

タックスヘイブンに籍を置くファンドは多いです。

なぜかというと、タックスヘイブンでは税金がかからないため、出た利益をそのまま再投資できるなどメリットがあるからです。

上記の仕組みは、フェイス・オブ・ジャパン・ファンドに投資するときも同じような流れが構築されています。

五条編集長
五条編集長
投資家としては、裏側の流れの概要だけ把握していれば大丈夫です。

ヘッジファンド証券でのヘッジファンド投資の始め方(契約方法)

ヘッジファンド証券の投資の流れ
  1. 口座開設を行う
  2. 資料を確認し、面談を希望する
  3. 面談で納得したら、1000万円単位で選択した組合へ出資を行う
  4. 運用開始

公式サイトからヘッジファンド証券の口座開設を行います。

それと同時にサイト上のお問い合わせもしくは電話で資料請求して、面談の希望を伝えます。

面談の際には、資産状況や資産運用の目的を明確にしておくとスムーズに話が進みやすいです。

どのファンドに投資するかを選択したら、1000万円単位で出資を行います。

申込は毎月1回受付で、各月末から起算して第7営業日が申込期日で、期日までに申し込んで入金すると運用開始となります。

運用の開始時期については面談のときに相談して明確にしておくことをお勧めします。

ヘッジファンド証券のヘッジファンド投資の解約(換金)の仕方

ヘッジファンド証券に電話もしくはメールで通知することにより、組合の脱退(解約)することが可能です。

脱退の場合も申込と同様に、毎月第7営業日までに申し出ることが必要です。

換金については、当月末基準価格をもとに、最短で翌月の第6営業日に組合管理手数料等のもろもろの手数料を差し引いた金額が返ってきます。

下記の組合組成手数料以外が自動的に徴収されます。

エピック・バリアント・ファンドに投資する際の手数料
  • 組合組成手数料:出資額の1.00%(税抜)を出資額とは別で支払う
  • 組合管理手数料:年額出資金の1.50%(税抜)が組成財産から徴収される
  • 運用報酬:運用会社のエピック・パートナーズ・インベストメンツによって年間3.0%(税込)が徴収される
  • 成功報酬:運用益が出たら運用会社に運用益の20%(税込)が徴収される
  • 脱退時の送金手数料:組合脱退時の返却資金の海外被仕向送金手数料・国内送金手数料が返却資金から差し引かれる

また、脱退に関して注意すべき点は、申込後6ヶ月間は「クローズド期間」といって、換金が不可能になる点です。

大きなお金を出資することになるので、慎重に執り行いましょう。

ヘッジファンド証券でのヘッジファンド投資の換金(脱退)時の税金について

組合への出資は、個人と法人のどちらも可能です。

ヘッジファンド証券での投資は分配金がないので、税金がかかるのは換金(脱退)時のみです。

換金(脱退)時および解散時に所得税および地方税が譲渡所得として、換金(脱退)時および解散時の差益(譲渡益)に対して20.315%が課税されます。

法人の場合は譲渡益については法人税に係る所得の計算上、益金の額に計上されます。

納税については税理士に相談するなどして、正しく行うようにしましょう。

五条編集長
五条編集長
運用中の含み損益については気にする必要がありません。換金時のみ気をつけましょう。

ヘッジファンド証券株式会社についての補足

ここまでヘッジファンド証券の投資について様々な観点から情報をお伝えしました。

ここからは、さらにお伝えしきれなかった部分について補足しておきます。

「エピック・ヘッジファンド・セレクション1」は償還済みで現在販売していない

エピック ヘッジファンド セレクション

公式サイトのトップにも記載がある通り、かつて一般投資家向けに販売していた「エピック・ヘッジファンド・セレクション1」はすでにすべて償還済みで新規販売していません。

この商品は2011年12月19日に設定され、2019年2月28日まで運用されていました。

結果として、騰落率は-8.87%だったので、よくはなかったですね。

いまは公募の投資信託の募集は終わっていて、私募ファンドのエピック・バリアント・ファンドとフェイス・オブ・ジャパン・ファンドがそれぞれ1000万円単位で投資可能になっています。

各ファンドの運用手法について

運用手法について
  • エピック・バリアント・ファンド:日本株マーケット・ニュートラル戦略
  • フェイス・オブ・ジャパン・ファンド:フェイス・ストラテジー

現在投資可能な2つの商品ですが、運用手法が異なるため運用実績ももちろん違います。

それぞれが採用している手法について、簡単にお伝えしますね。

エピック・バリアント・ファンドの日本株マーケット・ニュートラル戦略とは

エピック・バリアント・ファンドでは、日本株を対象としてマーケット・ニュートラル戦略を採用しています。

割安銘柄をロングして、それと同時に割高銘柄をショートします。

ここでロングは買い、ショートは売りのことです。

それぞれが適正価格になるタイミングで売りと買いの反対売買を行うことで、収益化する方法です。

市場リスクをコントロールするために、ロング・ショートの差額を極力小さくするのでニュートラル戦略とついています。

また、レバレッジは最大3倍までとしていて、多少積極的なリスク・リターン水準を目指しています。

フェイス・オブ・ジャパン・ファンドのフェイス・ストラテジーとは

フェイス・オブ・ジャパン・ファンドでは、フェイス・ストラテジーと呼ばれる戦略を採用しています。

こちらは一般的な呼び方ではなく独自の呼び方になります。

内容としては、ロング・ショート戦略をアレンジしたようなものです。

流動性が高い株式もしくは上場投資信託(ETF)約500銘柄をチェックし、東証一部上場銘柄を中心に約30銘柄を選定します。

それらを東証株価指数(TOPIX)と比べてリスクが低くなるように、市場の下落時にも一定の収益をあげるように運用することを目標とします。

五条編集長
五条編集長
ヘッジファンド投資は、プロにすべてを任せる形になります。

投資戦略に興味をもった場合は、まずは少額から自分なりに運用してみるのも勉強になるかもしれません。

ヘッジファンド証券の投資のまとめ

ヘッジファンド証券のまとめ
  • ヘッジファンド証券はヘッジファンド投資を仲介する役割
  • 取扱のヘッジファンドには1000万円から1000万円単位で出資可能
  • ヘッジファンド証券の総合評価は星2.5(5段階中)
  • 利回りは直近3年は平均年利12%ほど。幅はある。

本記事では、リターン・リスクなど6つの観点からヘッジファンド証券の投資について評価しました。

さらに現在投資可能なエピック・バリアント・ファンドを中心に、出資・換金の方法や、仕組みなどをお伝えしました。

参考になりましたでしょうか?

裏側の仕組みは少し複雑になっていますが、ヘッジファンド証券を介してケイマン籍のヘッジファンドに投資することが可能です。

手数料控除後で、年利10%を超えているのと、コロナショックなどの暴落局面でも収益化できる可能性があるのが魅力的です。

一方で1000万円以上というハードルがあるのと、1000万円あれば他の投資先の選択肢も広がるので、慎重に検討することをお勧めします。

本記事が今後の資産運用の参考になれば幸いです。


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